今シーズン10年目を迎えるトップリーグ(TL)、最大の注目選手は、何と言ってもパナソニックワイルドナイツに新加入した現役バリバリのニュージーランド(NZ)代表で、昨秋のW杯優勝にも大きく貢献した世界的なCTB/WTBソニー ビル・ウィリアムス(以下SBW)だ。
9月1日(土)、出場こそなかったが、パナソニックの開幕戦となったリコー戦終了後、SBWの来日記者会見が行われた。日本のメディアはもちろんのこと、海外メディアが多数出席するなど注目度の高さがうかがえた。
パナソニックのチーム関係者によるとSBWの契約は1年で、今シーズン終了までだという。つまり、NZで報道されていたように、TLのリーグ戦のみでNZに帰ることはなく、パナソニックがトップ4に入れば、TLのプレーオフ、日本選手権にも出場する予定だ。また契約には1年間のオプションが付いており、双方の話し合いにより、来シーズンも日本でプレーする可能性もあるという。
スペースとミスマッチを見つけて仕掛けたい!
――日本の印象は?
SBW とても暑いですが、食べ物も美味しい。チームの選手たちのスキルの高さに驚かされました。今日の試合を見て、ますますみんなとプレーしたくなりました!
――来日の決め手は?
SBW W杯が終わってからアプローチ受けました。熱意のあるアプローチに根負けしましたね。契約も非常に魅力的で、断り切れないような内容でした。また契約前に、わざわざ契約書を、1時間話し合うだけためにはるばるNZに持ってきていただいた。日本人の性格は、私のよく知るポリネシアの文化に通じていて、相手に敬意を表する、人を敬う部分に心を打たれました。